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沼田まほかる「痺れる」-恐怖とエロスと

★ふらふらと1週間近く遊んでいたら、数日前から依頼が立て込み始め、結局はGWを前倒ししただけなようになってしまった。ああ、掃除と片付け(断捨離の残り)を済ませていれば!と相も変わらず後悔。

★不謹慎だが、キャンディーズのランちゃんが異様に若いことに驚いた。一世代上なのだけれど。私は以前からランちゃん派であり、あのような涼しげな顔が割と好きだ。美保純さんなど、この手の顔立ちの人は老けにくい。

★気になっていたシコリが少し解消。その顛末は次回に。

★10万アクセスをいつの間にか突破していた。カウント基準は不明だけれど、これまで訪問していただいた人々に感謝する。

つぶやき終わり。



OFF間にミステリを中心に何冊か本を読んだ。推理小説/ミステリ/ホラー小説/警察小説-これらは大雑把にサスペンス小説としてくくられるだろうか。ご存知のようにこのジャンルが大好きなわけだが、その中でも好みはある。どちらかというと本格的な謎解きはそんなに好みではない。舞台設定の中に人間模様が感じ取れ、文学としても上質なものが好きだ。トリックだけが前に出て、リアルさを感じられないものは好みではない。個人的な意見としては、どんでん返しの代表作と呼ばれるものに多い気がする。

リアルと言っても、実際にあり得るかどうかという意味ではない。たとえば、横溝正史氏の「八墓村」や貴志 祐介氏の「新世界より」などの世界は日常からかけ離れているけれど、ゾクゾクするようなつい引き込まれてしまうリアルさがある。人間模様を描かせたら最高に上手いと思う作家はやはりアガサ・クリスティに尽きる気がする。彼女の小説はトリックよりも人間の心理が謎解きの根底にある。「杉の棺」「鏡は横にひび割れて」などがお気に入りの作品だ。

そして、小池真理子さんや唯川恵さんの短編みたいに、ホラーと恋愛(エロス)とが上手く混じり合った作品も大好き。でも、この手のものでは、知名度は少し低いが、沼田まほかるさんの短編をお勧めする。

1948年大阪府生まれ。50代の時初めて書いた長編、「九月が永遠に続けば」で、第5回ホラーサスペンス大賞を獲得。遅咲きの大輪と騒がれた。2作目の「彼女がその名を知らない鳥」も、絶賛を浴びる。経歴は、主婦、僧侶、そして会社経営と、謎めいた作家でもあり、今後に寄せられる期待も大きい。

最初に彼女の作品を読んだとき、私と同世代くらいかなぁと想像した。後で既に初老の作家と知り驚いた。今回紹介する「痺れる」は何と60代に入ってからの作品である。

 

林檎曼陀羅/
レイピスト/
ヤモリ/
沼毛虫/
テンガロンハット/
TAKO/
普通じゃない/
クモキリソウ/
エトワール


タイトルを読むだけで想像できるようにゾクっとする中に、何とも若々しくも瑞々しいエロスを感じさせる作品群である。さすが、その謎めいた経歴どおり、何とも言えない人生の深みを感じさせるホラーなのだ。



八年前に別れた黒崎を忘れられない十和子は、淋しさから十五歳上の男・陣治と暮らし始める。下品で、貧相で、地位もお金もない陣治。彼を激しく嫌悪しながらも離れられない十和子。そんな二人の暮らしを刑事の訪問が脅かす。「黒崎が行方不明だ」と知らされた十和子は、陣治が黒崎を殺したのではないかと疑い始めるが…。

短編のみならず、こちらの長編もお勧めする。

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手の中で花開く

最近になってやっとオーガニック化粧品に目覚めたことは前にも書いたと思う。化粧水&クレンジング&クリームはヴェレダのアイリスシリーズを使用していたが、ついに使い終えた。中でもクレンジングミルクは、ジムでくるくる顔に乗せてマッサージしているだけで、通りがかった方から「いい匂い!」と声をかけられるほど癒される香りだった。

ヴェレダをリピしてもよいのだが、季節柄やはり乾燥は気になった(年中乾燥肌だけど、花粉の飛ぶ春ごろがなぜか一番悪化する)。そこでリンク先のyukabellさんが、オーガニックの割にとろみのある化粧水があると推薦してくれた。



その一つがこのプリマヴェーラの化粧水である。

ネロリとカシスをはじめクランベリー・アセロラ・イチジク・アロエなどのオーガニック植物原料とオーガニックミルク由来の乳化剤を使用した保湿にすぐれたフェイスケアシリーズです。しっとりと肌にしみこむテクスチャーと手の中で花開く香りをお楽しみください。乾燥季節の潤いにお役立てください。

●ネロリ ……… ビターオレンジの花の精油。強い輝きをもつ甘い香り。
●カシス ……… 種子を常温絞りしたオイル+葉から得られる芳香蒸留水(ヒドロラーテ)


オーガニックにありがちなトナーっぽい感じがせず、確かにひたひたと潤う。スプレー式なのでちょっと出過ぎるところが難。一瞬で消えるけれどもネロリの強い香りが充満するのが嬉しい。クレンジングも良さそうなので追加注文。これを使い切ったらとろみ系、もう少し探求してみよう。今度私が利用しようと思っているのはこのサイト「Organic Life」

震災関連もあれだけれど、他にちょっと胸にひっかかっている心配の元がなかなか解決しない。夜、心を静めつつ、顔に吹きかけてそっと両手で覆う。香りの力は馬鹿に出来ないものだ。



「名前をなくした女神」-りょうが好きなんです

3.11以降、依頼がガクンと落ちた。と言ってもこれは地震の影響ではないと思う。震災の影響はどのような矢印であれ、おそらく早ければ半年後、多分1,2年後くらいに明瞭に現れてくるだろう。ということは今の落ち込みはさらにヤバい?まああまり深く考えないようにしている。それでなくても暗い話題ばかりだというのにストレスの原因をさらに増やすことはない。

一方で時間ができたので溜まりに溜まったドラマや映画を観たり、積んでおいた本を読んだり、興味のあった趣味に手を出したりなどしている。これが「丁寧な」暮らしというやつかしら(笑)。本棚のレビューも増やしていきたい。

そこで、今シーズンは「名前をなくした女神」というドラマを面白く見ている。学園物やOL物や恋愛物や嫁姑物等などは一応経験があるせいで「あるある~」or「ないない~」と感じながら見るものだが、幼稚園やお受験物は全くの未知の世界で興味深い。自分の知らない世界で、巻き込まれようもない世界を覗き見る楽しさがある。それが100%、いや50%も真実を伝えているかどうかはおいといて。桐野女史の名作「グロテスク」に描かれるような幼稚園や小学校からある付属の女子校がすべてああいう世界であるかと言えば嘘だ。でも一方でものすごく本質を突いた真実もある。

このドラマの主要なファクターには「○○ちゃんママ」という呼び方がある。これがドラマのタイトルにもつながっていると思われる。私は今までもちろんそのように呼ばれた経験はなく、知人であれば「内田さん(仮名)」、少し近づいて「KYOKOさん」が一般的である。幼稚園に行けば「ヒロシくん(仮名)ママ」のように呼ばれることになるのだろうか。それなら「ヒロシくんのお母さん」と呼ばれたいが、長い、長すぎる。

このママ友たちが幼稚園や小学校を卒業して、枠組が外れた後でも「ヒロシくんママ」の呼称は続くのだろうか。それともなだらかにKYOKOさんへと移行するのだろうか。いや、卒業と共に付き合い自体も切れてしまうのだろうか。友人たちに聞くと「所詮ママ友はママ友やから」という意見が多い。育児という共通の目的を持った、ものすごく密な付き合いをしているように傍目からは見えるのだが。

「公園デビュー」という言葉と同様、「ママ友」という言葉に、ある種の憧れと、ちょっとした畏怖とを感じている。怖いけれど楽しい「お化け屋敷」に入るような気持ち。女子高と似たようなシチュエーションであるが、子供という存在がそれにプラスされる。もちろんドラマや小説はデフォルメされた内容だとは分かっているけれど。




都内文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通して互いに心を許しあう彼女たちだったが、その関係性は徐々に変容してゆく。引き金となったのは小学校受験なのか、それとももっと他の何かなのか。――あの子さえいなければ。私さえいなければ。5人のせめぎあう感情が胸にひりひりと迫る、著者母子小説の衝撃作!

「・・・女神」は角田光代女史の「森に眠る魚」との類似性が指摘されている。確かにそれを下敷きにしたようなところも見える。彼女の作品は「対岸の彼女」を含めさほど好きではないのだが、この小説はなかなか面白かった。未読の方は女神の続きを観る前に是非。

誰の中にもある小さな「種」

余震が止まらない。ここ大阪は大丈夫だけれど(これを機に西日本のプレートも活発化する恐れがあるという説もあるが)、福島が震源地と聞くとびくびくする。


以前にも書いたことがある気がするが、「雀百まで踊り忘れず」という諺がある。ちょっと趣旨がずれる気がしないでもないけれど、幼い頃の嗜好や習慣はやはり一生影響を及ぼす気がする。その点で言えば幼児教育も重要なのかなと思わぬでもない。子供がいたらはたして私も習い事を数々させる「お受験ママ」になったのだろうか、「名前の・・・女神」たら何たらいうドラマを何の気なしに見始めてふと思った。

小さい頃からスポ根少女である一方、本好きの女の子でもあった。放っておくと延々と本を読んでいるものだから、無知な母は自閉症を疑ったらしい。その中でもはまって、学校の図書館で何度も何度も繰り返して借りた本が「ファーブル昆虫記」と「ギリシャ神話」だ。


 
(やっぱり、スカラベ(フンコロガシ)の1巻がイイね)


ここで、生物学という理系の道と、文学という文系の道を目指す2つの道があった。「学習」ならぬ「科学」を愛読していた私は、科学を愛する種も一応持ち合わせていたはずだ。結局は後者の道をひたすら突き進んでいる(しかし、今の仕事の内容は理系的知識が必須である)。それ以外にはまった本は「怪人二十面相」も嫌いではないものの「怪盗ルパン」や「シャーロックホームズ」シリーズであった。つまり、大好きだった本はすべて海外翻訳物だったわけである。日本昔話ではなくギリシャ神話に強く惹かれた私が、翻訳の仕事をしていることにはきっと何らかの相関性があろう。


 
(推理小説好きはここから始まった)


ギリシャ神話は、大人が読んでも面白い、深遠な意味が数多く隠された物語である。いみじくも石原氏は「天罰」と言ったが、ギリシャの「海の神」ポセイドンは、地震や津波の神としても知られ、矛を振り上げると高波が起きる。神の怒りに触れた場合、人間はその報いを受ける。古代ギリシャの人々は天変地異を、神という超自然的存在のみわざと考えたのである。神話の話をすると長くなるのでこの辺で。


人間の一生って、小さな頃に見つけた「種」を大事に育てて、何らかの木に育て上げたり、花を咲かせたりするものなのかもしれないななどと思う。何も、立派な学者になったり、有名な芸術家になったりするだけではない。お料理好きだった女の子が家族に美味しい料理を毎日作ってあげる、スポーツカー好きだった男の子が工場で車の部品を作っている、手先の器用だった女の子が手芸を一生の趣味として楽しく暮らしている--そんなこと。




プロフィール

mskyoko

Author:mskyoko
夫と私とトイプードルのノワールとのミニマムな家族。

アラフィフ夫婦の生活もワンコがやってきて大きく変化しました。

想像したよりも50代の生活はずっと楽しいかも。

ワンコを連れて旅行三昧のセカンドライフははたして実現するかしら?

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