「ブルー・ジャスミン」

水曜日のレディースデイ。映画観に行かない?と友人に誘われた。アカデミー賞授賞式をライブで観て以来(ケイト・ブランシェットが主演女優賞を受賞)、ずっと観てみたかった映画。仕事も勉強も詰まっていたけれど即承諾。


『ブルージャスミン』(Blue Jasmine)は、ウディ・アレン監督・脚本による2013年のアメリカ合衆国のコメディ・ドラマ映画(英語版)である。裕福なマンハッタンのソーシャライトが貧しい生活へと落ちていく物語である。アメリカ合衆国では2013年7月26日にニューヨークとロサンゼルスで限定公開された。批評家からは『欲望という名の電車』と比較された


以下、ちょっとネタバレ含むのでご注意。




私は「アニーホール」をはじめとする初期の名作よりも最近の「マッチポイント」や「それでも恋するバルセロナ」などの方が好き。今回の「ブルー・ジャスミン」もとても気に入った。あらすじだけを追っていくと、まさに「欲望という名の電車」の現代版なのだけれど、何だか笑えてさほど重たくないのがさすがである。

ケイト・ブランシェットの演技は言うまでもなく、脇を固める俳優陣も素晴らしい。現在と、何かをきっかけにフラッシュバックする過去との画面の切換が重層構造となっていて絶妙である。

日本でもアメリカでもそして世界の多数の国々でもいまだ普遍的なテーマ。結局女性のアイデンティティって結婚する相手で大きく左右されるのか。セレブの妻になれば一発逆転。妹の付き合う労働者階級の男はloserと言ってのけられる。その浅はかさは他人事と見下せなくて、SMSや雑誌等様々な媒体を通じて、ごく一般人でもセレブ感を自己プロデュースできる現代ならなおのこと。でも、金がなくても愛があるから幸せなのか、といえばもちろんそうでもなく妹は既婚者男に騙される。

ジャスミンは新たなセレブ男性と知り合い、「インテリアコーディネーター」を名乗る。この選択もとても絶妙。アメリカでもこういうクリエイティブ系のカタカナ仕事は女性の憧れなのだろうか(トランスレーターはどう?(笑))

他にも男性目線からなどいろんな見方ができる映画だと思う。

身の丈を知り、他人に振り回されず、等身大に生きよ、と言うのは簡単だけど難しい。登場人物が人生に翻弄されていつものようにドタバタ劇を演じるウディ・アレンらしい映画だった。


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夫と私とトイプードルのノワールとのミニマムな家族。

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