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「翻訳業界調査」雑感(I)-理想は5時間

先日、某有名翻訳者A氏(一応匿名)が「翻訳者の収入実態」を語るセミナーに参加してきた。同じ頃、同業者Mちゃんから翻訳者の収入を記事にした通翻ジャーナルを貸してもらった。なかなか実態を聞くことが難しい「お金」の話。期待して通翻ジャーナルに目を通してみたが、アンケートに答えた人数が少なくて驚いた。日本翻訳連盟(JTF)のアンケートでも回答者数は400人程度にとどまっていた。それでもすごいのだけど。匿名でもやっぱり答えづらいものなのかもしれない(当の私が回答していない・・・)。

「ハイエンドの人たちってこういう質問には答えないですよねぇ」

とMちゃん。私も以前から同じように感じていた。自分が稼いでいるからあまり他の人の収入に関心がないのか、妬まれるのが嫌なのか、理由はよく分からない。同じようにローエンドの人々も答えづらいような気がする。

セミナーでは様々な視点から回答をグラフ化して解析してくださった。JTFの「第4回翻訳業界調査結果」は入手可能なので、細かい内容は省くが、へえ、と思うことが主に2点あってそのことについて書いてみようと思う。

★労働時間
同業者のお友達I嬢が「Aさんはどのくらい仕事(翻訳)に時間をかけていますか?」といい質問をしてくれた。I嬢は「私は5、6時間くらいしか集中できないんですけど・・・」と。優秀なI嬢はさておき、A氏と実力も知名度も雲泥の差であろう一介の翻訳者である私だが、ここでA氏に近いスタンスだということが分かり、ちょっと嬉しくなった。

つまり、A氏のお答えは「1日、4,5時間程度。土日休んで週休2日です」というものだった。私も何となく9:00~17:00くらいのbusiness timeを設けているが、家事や様々な煩悩に時間をとられ、計算してみるとやはり平均6時間くらいだろう。眼だけでなく脳の集中力がそれ以上は持続しない。効率性の低下とポカミスを避けるため、MAXでも8時間ということはあまりない。メールチェックや仕事関連の雑務を除けば4時間という日もあると思う。土日に仕事をすることもちょくちょくあるが、その分、平日に予定を入れているので多分週休2日に近いと思う。今後もAさんを目指していきたい。

会社員時代はいわんやおや、アラサー、アラフォーの頃はもう少し働いていた。これが若さの特権である。しかし、収入は専業主婦だったアラサーからは勿論ずっと伸び、その後、10年は右上がり、以後法人化して7年間はほぼ横ばいと、ありがたいことに労働時間減少に比例して収入が減ってはいない。この辺を暇があればいつか自己解析してみよう。

ちなみにセミナーで発表されたサラリーマンの平均労働時間は145時間/月程度と記憶している(実際は160~170時間くらいじゃない?)。そこでは高収入な翻訳者ほど労働時間が多い傾向にあった。ちょうど「President」」の最新号でも残業時間がトピックに挙がり、「30代後半、年収1250万円超層の残業時間75時間」と高収入のレンジほど比較的残業時間が長い傾向にあった。こちらの母数は数万人だったと思う。ジムでの斜め読みなのでご興味がある方は同誌を読んでいただきたい。孫氏の記事も大変読み応えがあった。

翻訳者の中でも相当な割合を占める40代、そして50代の人々が1日8時間、それどころか10時間超も脳をフル稼働させているとすれば素晴らしい。しかし、それを育児や介護や家事や趣味や、仕事以外のことと両立させるのは心身共に様々な意味で大変だと思う。実際にそういう生活を強いられているサラリーマンは世の中に多くいるだろうが、フリーランスを選んだ理由の一つには余暇/自由時間を多く確保したいというものが含まれる(と予想する)以上、平均サラリーマンと同程度の収入(本来は福利厚生等を考え1.5倍以上の収入が望ましい)を望むのであれば、労働時間はそれ以下でありたい。理想論なのだろうか。

さらに突っ込んで言えば、最低でも平均収入を上げるには過労死認定(1か月当たりおおむね80時間を超える時間外労働)レベルに近づくほどの労働時間も厭わない。それほどの「翻訳愛」があって翻訳者にこだわる理由ってあるだろうか。つい最近、別業種の友達と話していて、同じ話題になり、向き不向きというものは必ずあり、努力をした上でも駄目だなと思えばさっさと手を引く決断も大事だと話したところである。

これはむろん個人的意見で、人にはそれぞれ背景があり、収入は二の次だという感覚を持つ人のことも理解はできる。世の同業者たちはどう思っているのか、折角仲間も増えたことだし、折に触れ聞いてみたい。

長くなってきたので、2つめの点についてはまた今度。




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同じくらいです

翻訳にかける作業時間、私も同じく6時間、多少余裕があるときでも8時間くらいですかね、やはり、女性は家事もしないといけないし、ワークライフバランスを保とうとすれば、それくらいになりますよね・・ 収入アップを目指すなら、単価アップか作業時間増のいずれかの道しかないように思われて、もう、しばらくは頭打ちかな><と思っております。
ところで、「伝助」 、グループメールでURLをコピーして頂いていたとおもうのですが、私がfacebookしていないからか?アクセスできなかったため、セミナーの出欠についてメール等でご連絡してもよいでしょうか?ライフプランニングに興味があるのですが。

★eruさま

やっぱりその程度ですよね。作業時間増は望んでいないので(笑)、やはり単価アップなのでしょうが、その辺はなかなかです。

早速の「伝助」お書き込みありがとうございました。本決まりになりましたら詳細アナウンスいたしますね。
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Author:mskyoko
夫と私とトイプードルのノワールとのミニマムな家族。

アラフィフ夫婦の生活もワンコがやってきて大きく変化しました。

想像したよりも50代の生活はずっと楽しいかも。

ワンコを連れて旅行三昧のセカンドライフははたして実現するかしら?

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