「その女アレックス」

今日は本棚の記事。通っている美容院のオーナー男性も小説好きでいろいろと情報交換している。彼はマンガもゲームもサッカーも詳しくて、それもまた美容院に通う楽しさの一つである。この本はまだ積ん読状態らしい。


その女アレックス (文春文庫)
ピエール ルメートル
文藝春秋 (2014-09-02)
売り上げランキング: 865




おまえが死ぬのを見たい――男はそう言って女を監禁した。檻に幽閉され、衰弱した女は死を目前に脱出を図るが……。ここまでは序章にすぎない。孤独な女の壮絶な秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、慟哭と驚愕へと突進する。

「この作品を読み終えた人々は、プロットについて語る際に他の作品以上に慎重になる。それはネタバレを恐れてというよりも、自分が何かこれまでとは違う読書体験をしたと感じ、その体験の機会を他の読者から奪ってはならないと思うからのようだ」(「訳者あとがき」より)。



宝島社ムック「このミステリーがすごい!2015」の海外部門第1位
「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門第1位
『ハヤカワ ミステリマガジン』「ミステリが読みたい!」海外編第1位
「IN☆POCKET文庫翻訳ミステリー・ベスト10」第1位、
英国の「英国推理作家協会 インターナショナル・ダガー賞」
フランスの「リーヴル・ド・ポッシュ読書賞」を受賞。


6冠を制し話題の海外ミステリ「この女アレックス」、遅まきながらやっと読破した。最近、日本の小説ばかり読んでいたが、このところまた海外の小説やミステリへの興味が戻ってきた。読みたい本も溜まっており時間が本当に足りない(参考書や専門書も溜まっているのだけれど全く触手が動かないのが辛い・・・)。

さて感想。本紹介にあるように「未曾有の読書体験」、「衝撃の大どんでん返し」というのとはちょっと違う。ラストの謎解き?もミステリ慣れした方には予想できないという程でもない。プロット自体はさほど凝ったものではない。

しかしながら、この小説の新しいところは構成だと思う。ネタバレできないので詳しくは語れないが、途中で視点が大転換し、それが不自然ではなく益々興味を誘い、読者を飽きさせない。ただ文章はまだ生硬な部分も目につき、そこがちょっと残念な気もするけれど、フランスらしいエスプリの効かせ方は嫌いではない。そして登場人物もキャラ付けも生きている。ミステリは登場人物(刑事/探偵)の魅力に大きく依存する(私はやっぱり古典のポアロ、マープル、金田一耕助が好き!)。カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズもの、もう少し読んでみたい。

「ミレニアム」などちょっとグロっぽいものは苦手、という人以外にはやっぱりお勧めである。


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ミスマープル!(主題はずれてすみません)

大好きです~。今でもたまに本もDVDも見直したくなります。科学捜査のない時代、犯人も楽だったなーとか思いながら。

★yasuko様

yasukoさんもアガサ好きでしたよね!

CSではしょっちゅうクリスティー特集やってますし、際杵はNHKでポアロシリーズも。HDにどんどん溜まっていって大変です。でも何回読み返しても見返しても飽きないんですよね。

今なら科学捜査で成り立たないトリックも満載ですけど・・・。
プロフィール

mskyoko

Author:mskyoko
夫と私とトイプードルのノワールとのミニマムな家族。

アラフィフ夫婦の生活もワンコがやってきて大きく変化しました。

想像したよりも50代の生活はずっと楽しいかも。

ワンコを連れて旅行三昧のセカンドライフははたして実現するかしら?

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