強いということ

折角前回に旬のネタを書いたのだから、もう少し引っ張ってみよう。

カタギ(笑)の私も最近の報道で覚醒剤に関しては結構詳しくなった。MDMAなる合成麻薬の存在も知った。1週間逃げ切れば尿検査では引っかからないことも。だが、薬が主婦の間に蔓延してるというけれど、レイブもクラブもあんまり興味がない(ハウスはそんなに好きじゃない)私には全く実感がない。住宅街の中で売人らしき人物を見かけたこともない。OSAKAでも先般末端価格数億の覚醒剤の捕り物があったばかりだから、どこかで頻繁にやり取りされてるはずなんだが。

覚醒剤を打つ動機は普通に言われているように、「好奇心」または行為中の「快楽」を得るためだと思っていた。しかし何かの番組で、覚醒剤に手を出すきっかけは大半が「孤独と不安」からなのだと専門家が語っていた。孤独や不安から一人でお酒を飲みに出かけ、そこで勧められるのが入口だという。初めは格安で分けてあげ、段々値を吊り上げる。それでも100%の人間が戻ってきて購入するらしい。そのため、お金に困り、次第に借金を重ねるなどして周りから人が消えていく。するとさらに「不安」が増幅する。まさに負のスパイラルに入りこむわけだ。

上記の意見を前提とするならば、決して常習者を肯定するわけではないけれど、彼らは弱い人間なのだ。刺青を入れて、他人を恫喝するようにイキってみても、心は弱い。「小さい犬ほどよく吠える」というとおり。誰もがこの世の中、大なり小なりストレスや孤独や悩みを抱えている。よっぽど能天気な人でない限り、辛くて淋しくて、そんなとき、一時でも疲れが吹っ飛んでハイになって現実逃避できる薬があれば飲みたいと思うだろう。だが、通常は何とかお酒の力でも借りて自分で乗り越えようとする。もしくは誰か(or何か)に依存する。その結果がひどければ、アルコール依存症になったり買い物依存症になったりする。

強い人ってどんな人だろう。「タフでなければ生きて行けない。優しくなければ生きている資格がない」 とフィリップ・マーロウは言った。喧嘩が強い男や腕力とガタイのある男がもちろん強い男じゃない。心が砕けそうになったとき、自分の弱さを認めて、それでも真っ当に生きようとし、他人には優しさと思いやりを忘れない人。男でも女でも、歳を取る毎にそんな強い人に憧れるようになってきた。「強さ」は自分に最も足りないものだからだ。

マイミクのP嬢は、ダメンズを選ぶ女性は往々にして、悪さ=強さだと思っている、逆にいい人は、軟弱で頼りなく見えるのだ、と書いていた。悪事に手を染めるよりも、真っ当に普通に生きていく方がよっぽどすごい。理不尽なことにも耐えて、安易に逃げに入らず、穏やかでいられる人こそ表に見えない強さを心に秘めているのだ。

つまり、この大不況の中、ビール程度で憂さを晴らしつつも頑張って働いて帰ってくる日本のお父さんたち(お母さんもだよ)は本当に立派だと思うのだ。たまにはねぎらいの言葉をかけてあげよう。

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渡米してすぐ勤めた会社に元ヤンだろうな~という女性が居たので、前回の日記は彼女を思い出しながら楽しく読ませて頂きました。

以前住んでいたアパートの下の階の人が麻薬をしていまして。独特の匂いがするんですよ。夫が呆れたようにOMGと呟き、それで私は「あーこれが薬の匂いってやつか」と。

初めて嗅いでしまった感想を言うと、漢方薬ぽい気がしました。ワザワザ高いお金を出して匂うようなものでもナイと思うのですが。

突き詰めてしまえば、アロマオイルだって麻薬みたいなもんだって主張する記事を読んだことがあります。でも麻薬は脳へのダメージとか中毒性がいけないのでしょうね。

アメリカにいるヤン--なんだかシュールです。

で、麻薬。メキシコではついに合法化とか。中国とは言わないまでも日本ももっと厳罰にすればいいのにな~と個人的には思うのですが、更生施設もあんまりないので、ジャンキーには少し同情もします。

容姿が崩れてくるのも怖いよ~。なぜかのりPはまだまだ美しいのですが、早く捕まってよかったなと思います。もったいないもの。

うむむ…

自分の弱さを認めて、それでもまっとうに生きようとする…このあたり、うんうんと思わずうなずいてしまいました。がんばろうっと。

そうか、やっぱり、たまにはねぎらいの言葉も必要ですよね。こういうことをさらりと言えるKYOKOさん、やっぱり強さと優しさを兼ね備えていると思いますe-51あ、もちろん、美しさもe-420

怒涛の夏休みを過ごしていらっしゃることと推察いたします(笑)。

美しいなどと簡単に言ってはいけませんよ、お会いしたことがないのに。でも夢を抱いていただくのは光栄です。

強さと優しさを兼ね備えているのは「母親」だと常日頃から思っている私は、ママ翻訳者のmintさんを尊敬してます。猫1匹いなくなっただけで楽になったなぁと感じているような人間にはすごいの一言ですもん。

ねぎらうというか・・・おだてることは必要ですねぇ。家庭においては。
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mskyoko

Author:mskyoko
夫と私とトイプードルのノワールとのミニマムな家族。

アラフィフ夫婦の生活もワンコがやってきて大きく変化しました。

想像したよりも50代の生活はずっと楽しいかも。

ワンコを連れて旅行三昧のセカンドライフははたして実現するかしら?

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