「和菓子のアン」-ほっこりと謎解き

こんなに暑い夏は、無謀にアウトドアではしゃぐのではなく、涼しい部屋でごろごろとオリンピックを観戦し、積み上げた本を読むに限ります。飛ばしに飛ばした7月度の仕事をすべて納品し、しばしのんびりする予定です(そんなことを言っていると依頼が入りそうなのでこっそりと)。

清少納言女史は「枕草子」でこう言っています。

夏は夜。月の頃はさらなり。闇もなほ。螢の多く飛び違ひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。

さすがです、良く分かっていらっしゃいます。夏は夜、しかも闇夜。



久しぶりに本を紹介。



やりたいことがわからず、進路を決めないまま高校を卒業した梅本杏子は、「このままじゃニートだ!」と一念発起。デパ地下の和菓子屋で働きはじめた。プロフェッショナルだけど個性的な同僚と、歴史と遊び心に満ちた和菓子に囲まれ、お客さんの謎めいた言動に振り回される、忙しくも心温まる日々。あなたも、しぶ~い日本茶と一緒にいかがですか。

一応ミステリ仕立てにはなっていますが、謎解きがメインではありません。ほっこりミステリとでもいいましょうか。少しラノベっぽい感もするけれど、気に入ったのは「和菓子」を扱っているところ。昔ならケーキバイキングに興じたところが今は2個程度が精いっぱい。でも和菓子ならするすると喉を通ります。今の季節なら水羊羹。話がずれました。食べ物を上手に扱っている小説は、それだけでも一読の価値があります。読んでいるうちに、デパ地下に走りたくなってきます(笑)。

脳をフル稼働させずにゆるゆると楽しめる小説が、こんな時期には向いている気がします。カクテルを扱った涼しげな夜のバーミステリなどないでしょうか。


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Author:mskyoko
夫と私とトイプードルのノワールとのミニマムな家族。

アラフィフ夫婦の生活もワンコがやってきて大きく変化しました。

想像したよりも50代の生活はずっと楽しいかも。

ワンコを連れて旅行三昧のセカンドライフははたして実現するかしら?

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