みをつくし料理帖-食べたい小説

日本の時代物小説はあまり得意ではないのだけれど(でもなぜか欧州や中国のドロドロ系歴史小説は好き、この話はいずれ)、苦手意識を克服しようとちょっとづつ手を出している。日本の歴史を知っていると、ドラマや旅行がもっと深く楽しめるものね。

でも最初は宮部みゆきさんの柔らかタッチの人情物などから入っている。その路線で楽しく読み進んでいるのが、シリーズ累計160万部を突破した髙田郁氏の『みをつくし料理帖』。電車や待ち時間などに、構えずにさらさらと読める内容である。







神田御台所町で江戸の人々には馴染みの薄い上方料理を出す「つる家」。店を任され、調理場で腕を振るう澪は、故郷の大坂で、少女の頃に水害で両親を失い、天涯孤独の身であった。大坂と江戸の味の違いに戸惑いながらも、天性の味覚と負けん気で、日々研鑽を重ねる澪。しかし、そんなある日、彼女の腕を妬み、名料理屋「登龍楼」が非道な妨害をしかけてきたが・・・・・。料理だけが自分の仕合わせへの道筋と定めた澪の奮闘と、それを囲む人々の人情が織りなす、連作時代小説の傑作ここに誕生!


小説自体も面白いのだが、中に出てくる料理を読んでいると、その味が舌に蘇ってくる気がして「面白く」かつ「美味しい」読み物なのだ。時代考証に難があるという批判もあるが、江戸時代の人々はこんな食生活を楽しんでいたのかなぁと想像すると楽しい。最後にちゃんとレシピがついている。



この「みをつくし料理帖」がドラマ化されると聞いた。主人公の澪は「下がり眉」が特徴の、地味だけれど芯の強い辛抱と努力の女の子。北川景子ちゃんが澪を演じるとあって、やや残念である。私の印象では田部美華子ちゃんか蒼井優ちゃんが近い。本当は下がり眉だけあって、もちろん頑張り屋さんでもある卓球の愛ちゃんをイメージしつつ読んでいるのだけれど(笑)。

自分の好きな小説がドラマ化されるのは、見るかどうかにかかわらず嬉しいことだけど、イメージに合わなかったり、さらには改変でイメージを壊されたりするのは残念だ。北川景子さんがどうこうという問題ではなく(でもちょっと「美しすぎる」んだよね)、やはり商売だから売れっ子の俳優や女優さんを使わねばならないのは仕方ないことだろう。


今のところ、4冊目まで読破。確か、7,8冊出ているはずなので追いかけていくつもり。




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池波正太郎とか

捕物とか剣客とか忍者とかおっさんが好きなコテコテジャンル多いのですが、食物描写目当てだけで読んでみても良いかも。グルメ本もたくさん出していたはずです。

★りょう様

恥ずかしながら池波氏も司馬氏も実はほとんど読んだことがなく・・・。
「みをつくし・・・」の後にはどちらかにチャレンジしようかなと思っています。推理小説好きなのだから捕り物だって好きなはずですもん。
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夫と私とトイプードルのノワールとのミニマムな家族。

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